SH療法のセミナーに参加しました。
今回で、4日目の参加になると思います。
SH療法は、取り外し式のできるマウスピース型の矯正装置で、顎をひろげていき、永久歯がきれいに並ぶようにします。
SH療法のマウスピース型の矯正装置です。
拡大する装置のSlidexが真ん中にはいっています。
Slidexは、通常の拡大するエキスパンジョンスクリューより、大きく、拡大する力が強いのが特徴です。
SHクラスプは、通常のクラスプより、維持力が強いのも特徴です。
拡大する力と維持力が強いので、乳歯より永久歯が適応症になります。
乳歯列や混合歯列前期までの7歳ぐらいまでが、通常の歯列育形成のプレートが適応になりますが、混合歯列後期の8歳ぐらいからは、このSH療法が適応になります。
歯列育形成では、顎の側方の成長促進をして、永久歯がはえるスペースを確保しますが、SH療法では、臼歯の歯軸を起こすことによって、永久歯がきれいに並ぶようにします。
SH療法では、顎の成長を利用しませんので、永久歯の並ぶようにするのには、限界がありますので、なるべく7歳までに歯列育形成での治療をおすすめします。
島田歯科医院では、多くの矯正治療から、歯並びや年齢に応じて、最適な矯正治療方法を選択して、歯を抜かない小児矯正治療を実現しています