お口ポカン その2 小児矯正

お口ポカンの原因の一つに、上唇の力が弱いことです。
普通は、無意識の状態ではくちびるは閉じていますが、上のくちびるの力が弱いので、ポカンと開いたままになってしまいます。
お口ポカンをなおすには、くちびるの筋力を鍛える必要があります。
くちびるの筋力を鍛えるのに最も簡単なのが、写真のポカンXです。
テレビを見ている時やゲームをしている時にポカンXを30分くわえて、口が閉じるようにしましょう!

しかし・・・・
ポカンXを30分くわえるだけなのですが、実はなかなかやってくれません。
ポカンXをくわえるだけで、筋力トレーニングになるのですが、お口ポカンの子供はくちびるの筋力が弱いので、この筋力トレーニングがつらく、ポカンXを使ってくれません。
腕立て伏せをしているのと同じくらいつらいのです。
くちびるの筋力トレーニングの方法は、その他にいろいろありますが、このポカンXが最も簡単ですので、がんばってポカンXを毎日30分使ってください!!

小児矯正 お口ポカン

最近の子供は、お口ポカンの子供がとても多いです。

お口ポカンだと・・・

歯並びに影響します。
上唇の力が弱いので、上の前歯が前に出てしまって、出っ歯になってしまいます。

 

お口ポカンだと・・・
病気になりやすくなります。
口で呼吸しますので、ばい菌が体の中にはいりやすくなり、風邪をひきやすくなります。
鼻で呼吸すれば、鼻の粘膜がフィルターの役目をして、ばい菌が体にはいらないようにします。
だから、お口ポカンの子供の方がすぐインフルエンザになってしまいます。

 

お口ポカンだと・・・
集中力が続かなくなります。
頭を使うと、脳もオーバーヒートしていきます。
鼻で呼吸すると、鼻のすぐ上の脳をクールダウンすることができ、集中力が続きます。
口で呼吸すると、脳を冷やすことができないので、オーバーヒートして集中力が続かなくなります。

勉強ができるように、鼻で呼吸しましょう!
スポーツも同じです。
優秀なスポーツ選手は、お口ポカンはほとんどいません。
集中力が続く優秀なスポーツ選手になるために鼻で呼吸しましょう!

小児矯正 上顎前突(出っ歯) マイオブレス マルチファミリー

子供の上顎前突(出っ歯)の小児矯正(早期初期治療)では、マイオブレスのトレーナーを使います。
乳歯列や混合歯列前期までの治療に使います。
前歯が永久歯に生えかわるぐらいまでですので、7歳ぐらいまでの治療になります。

 

最近では、このマルチファミリーを子供の上顎前突(出っ歯)の早期初期治療に使います。

マイオブレスとマルチファミリーは、筋機能を矯正する治療システムです。
口呼吸(お口ポカン)、舌癖(舌を前に出したり噛んだりする癖)、逆嚥下(舌を前にだして飲み込む)など間違った筋機能により、歯並びが悪くなります。
マイオブレスとマルチファミリーは、成長期の子供の筋機能の習癖を改善する装置です。
この治療の鍵は、舌の位置と機能であり、鼻呼吸と口腔周囲筋の正常な機能が習慣づけられることによって、きれいな歯並びをつくります。

 

 

上顎前突(出っ歯)です。
上顎の前歯が極端に前に出た状態です。
この場合は、マイオブレスやマルチファミリーを使い、前歯を引っ込めていきます。
 ただ、唇を閉じない、お口ポカンなどの癖が強い場合は、なおりにくいことがあります。
癖をなおすトレーニングが必要になりますが、なかなか癖がなおらない場合が多いです。

過蓋咬合:かがいこうごう
過蓋咬合(かがいこうごう)です。
上顎の歯が下顎の歯に深くかぶさっている状態です。
この場合は、上の顎が前にでているので、マイオブレスやマルチファミリーでは、なおりません。
治療は、難しくなります。

スタッフの誕生日イベント

スタッフの誕生日でした。
恒例の誕生日イベントを行いました。

カ-ドをプレゼントしました。
カードには、スタッフみんなのメッセ-ジがはいっています。
私は、日ごろの感謝の気持ちをカードに書きます。
感謝の言葉って、なかなかじかには言いにくいので、いい機会です。

お誕生日おめでとうございます。
 だいぶ仕事に慣れてきたようですね。
患者さんに信頼される衛生士になれるようにがんばってください。
 よろしくお願いします。

そして、記念撮影。
「はい、チーズ」
パチっ!
新しい年の抱負を言ってもらいました。
いい年になりますように、がんばりましょう。

小児矯正 反対咬合(受け口) ムーシールド プレオルソ

      

ムーシールドとプレオルソは、取り外しのできるマウスピース型の矯正装置で、子供の反対咬合(受け口)の早期初期治療に使います。

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前歯4本の反対咬合(受け口)です。
 夜寝る時にムーシールドを使ってもらいました。
半年後には、反対咬合はなおりました。
 

反対咬合をなおすと、顔もきれいになります。
下の写真は、反対咬合の治療前と治療後です。

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左の写真は、反対咬合の治療前の写真ですが、顔の真ん中がくぼみ、下顎が出て、反対咬合特有の受け口の顔です。
右の写真は、反対咬合の治療後の顔です。
いい顔になったでしょう。

 

 

次は臼歯(奥歯)の反対咬合です。
顎が曲がっています。
子供 歯並び 小児矯正 反対咬合 受け口子供 歯並び 小児矯正 反対咬合 受け口子供歯並び 小児矯正 反対咬合 受け口


左の写真は、反対咬合の治療前の写真ですが、右の奥歯が反対咬合になっています。
そのため、顎も右に曲がっています。
右の写真は、反対咬合の治療後の顔です。
いい顔になったでしょう。

 反対咬合は、なるべく早めに治療を開始して、早くきれいな噛み合わせにすることによって、顔もいい顔にすることが大切です。

反対咬合は、早くなおさないとなおすのが、だんだん困難になってきます。
反対咬合の治療は、乳歯列(3歳から)、遅くても混合歯列初期(7歳までに)に治療することをおすすめします。
遅くなると骨格的反対咬合(下顎が大きくなる)になり、歯の矯正治療では治せなくなっていきます。

日本矯正歯科学会で発表されたデータによると、乳歯列の反対咬合が永久歯がはえてきて自然になおったのは、6%だけだそうです。
永久歯に生え変わっても反対咬合だったのは94%。
反対咬合は自然に治る可能性はかなり低いということです。
また、両親に反対咬合がある遺伝的なものは、自然には、なおりません。