校医をしている相生小学校の就学時健診に行ってきました。
来年の4月に小学校に入学する子供たちの健診です。
全体では、むし歯は少なくなっていますが、気になるのは、やはり歯並びです。
ちょうど下の前歯が永久歯に生え変わる時期です。
でも、永久歯が生えるスペースがないので、乳歯の後ろから生えてきたり、重なって生えてきてる場合が多いです。
永久歯が生えるのに、顎が小さく、永久歯の生えるスペースがないのです。
あと反対咬合(受け口)の子供が何人かいました。
反対咬合は、早くなおさないと、下の顎が成長して受け口の顔であるしゃぐれ顔になってしまいます。
反対咬合は、なぜ、しゃくれ顔になってしまうのか。
上顎と下顎の成長時期にずれがあるからです。
まず7歳頃から、上顎が先に成長していきます。
しかし、反対咬合であると、下の前歯によって上の前歯が押さえられるので、上顎が成長できません。
そして、11歳頃から下顎が成長していきますので、しゃくれ顔になっていきます。
したがって、反対咬合は早くなおさないと、顔がしゃくれて、人生に大きく影響していきます。
反対咬合は早めになおすことをおすすめします。