小学校の健診

校医をしている相生小学校の健診に行ってきました。
今回は、1年生と5年生と6年生の健診を行いました。
虫歯は全体的には減ってきていますが、歯並びはどうでしょうか?

1年生では、前歯が永久歯にはえかわる時期ですが、顎が小さく永久歯の生えるスペースがないので、乳歯の裏側から永久歯がはえてきたり、はえてきた永久歯が重なってしまったりしている歯並びが多いです。

5年生と6年生では、永久歯列になる時期ですが、やはり顎が小さい場合が多いので、、前歯が重なってしまったり、前歯で最後にはえてくる犬歯のスペースがなく八重歯になってしまった歯並びが多いです。

小児矯正では、顎を広げて、永久歯のはえるスペースを確保して、きれいな歯並びにしていきます。
1年生では、歯を抜かない小児矯正が可能ですが、5,6年生では、小児矯正をしても顎の成長が少ないので、顎を広げることができなく、歯を抜いて大人と同じ矯正治療になる場合があります。
小児矯正は、顎の成長を利用してきれいな歯並びにしていきます。

わかりやすいように顎を広げるを言っていますが、顔は大きくなりませんので、ご安心ください。
正確には、歯が植わっている歯槽骨を広げます。
お口の中を広げる感じです。
たとえば、欧米人で、顔を小さいけど、笑うと歯がきれいに並んでいるイメージです。