先週に引き続き、校医をしている小学校の健診に行ってきました。
今回は、1・5・6年生です。
全体的には、 虫歯は少なくなってきましたが、いくつも虫歯がある子がいます。
「歯医者さんに行こう!」と声をかけます。
やはりあと気になるのが、歯並びです。
1年生では、写真のように永久歯のはえるスペースがなく、乳歯の裏側(うしろ)から永久歯がはえてきてしまう場合が多いです。
乳歯の時はきれいな歯ならびよりも歯と歯の間が開いている方がいい状態です。
それは乳歯より大きい永久歯がはえてくるからです。
最近の子供は顎が小さいと言われますが、やはり歯がきれいに並ぶ大きさよりちょっと小さいようです。
この時期に子供の矯正治療を始めるいいきっかけになります。
子供の矯正治療開始時期については、こちらを参照してください。
5、6年生では、前歯で、最後にはえてきた犬歯のスペースがなく、八重歯になってしまう場合が多いです。
顎が小さく、歯がきれいに並ぶ大きさより小さいようです。
専門的には、顎とは言わず、歯がはえている歯列弓が小さいのです。
小学校の高学年では、もうほとんどが永久歯に生え変わっていますので、子供の矯正治療では遅く、大人の矯正治療になってしまいます。
あじさいがきれいに咲いてました。
もうすぐ梅雨ですね。