はなちゃん 7歳 ~ 9歳 ~ 矯正中
はなちゃんは7歳の時に前歯の部分が反対咬合で、お母さんがと一緒に来院されました。
お口の状態を見ると、反対咬合でなおかつアゴ(歯列弓)が小さいため永久歯のはえるスペースがありません。
前歯4本はすでに永久歯に生え変わっています。
少しでも早く反対咬合を改善すべきと判断し、お母さんと相談して歯列育形成の治療を始めることになりました。
まず最初はムーシールドで反対咬合の改善です。
反対咬合が改善し、後戻りの心配が解消されたら、歯列育形成による矯正治療の開始です。
プレートで歯並びを調整しながら少しづつアゴ(歯列弓)を拡げ、永久歯が正しく誘導してあげます。
はなちゃんは2013年8月の時点で9歳。
前歯は永久歯がきれいにはえましたが、八重歯のあたりのスペースがまだ足らないので、もう少し頑張ってプレートを使ってもらいます。
取り外し式の矯正装置を歯列育形成では“プレート”と呼んでいます。
プレートはプラスチックと針金で構成されており、スクリューやスプリングを組み込んだ構造になっています。スクリューは一定期間ごとに一定量回してプレートの形状を微妙に変化させるためのものです。
このプレートがアゴや歯列に小さな負荷をかけ、ゆっくりとアゴが変化し、歯が動き、歯並びはキレイに整えられていきます。