れいちゃん 8歳 ~ 矯正中
れいちゃんは8歳の時に下の前歯の永久歯が重なっていると、歯並びの相談に来てくれました。
一見して確かにアゴの輪郭が少し小さい・・・
お口の状態を見ても、アゴ(歯列弓)が小さくて永久歯のはえるスペースがありません。
これは軟食の影響か、近年の子どもには多くみられる傾向です。
お母さんと相談して、
歯列育形成でキレイな歯並びを目指して矯正治療を一緒に頑張っていくことになりました。
れいちゃんは2013年7月の時点で10歳。
プレートを使って、顎(歯列弓)を適切な大きさになるように拡大矯正中です。
そのかいあって前歯はだいぶキレイになりましたが、八重歯のスペースがまだ足らないので、“歯並びキレイ”を目指して奮闘中です。
歯列育形成の基本は歯を抜かない非抜歯矯正です。
矯正開始の適応期間は3~8歳くらいまでで、アゴの成長を利用してプレートでキレイな歯並びにしていきます。
対して一般矯正では永久歯が生え揃うのを待ちます。
矯正開始は12歳以降くらいからで、一般的には上下左右の第一小臼歯を1本づつ、計4本抜いて歯を並べるスペースをつくって矯正します。
一般矯正と歯列育形成とでは考え方が根本から異なるのです。