みつちゃん 6歳 ~ 11歳 矯正終了
みつちゃんは6歳の時に下の前歯の乳歯の裏側から永久歯がはえてきてしまっていると、歯並びの相談に来院されました。
歯並びの状態をみたところ、アゴ(歯列弓)が小さくて、永久歯は裏側からはえるしかなかったのです。
お母さんに今の状況や将来の予想、小さなうちから始められる歯列育形成(床矯正)のお話しをしたところ、興味を持たれ矯正治療を始めることになりました。
写真のように乳歯の裏側(奥)から永久歯がはえてきました。
歯列育形成による床矯正でアゴ(歯列弓)を少しづつ拡げ、永久歯がはえるスペースを確保していきます。
子どもの成長にあわせて歯並びをキレイにしていくので5年程かかりましたが、永久歯を正しい位置に誘導してあげることができました。
キレイな歯並びになったので11歳で歯列育形成による床矯正は終了です。
しかし、まだ11歳、アゴの成長はまだ続きます。
キレイになった歯並びを守るために保定装置をしばらくの間装着する必要があります。
矯正治療の直後はアゴの骨が昔の状態に戻ろうとする力が働きます。子どもの場合は“成長”という変化も加わるため、歯並びは崩れやすい状態にあります。
この歯並びの不安定な期間を一般的に保定期間と言います。
保定期間中にきちんと保定装置を装着することで、キレイになった歯並びは安定に向かっていきます。